「ジャパニーズ・フィリピノ・チルドレンとして生きる子どもたち」掲載誌のご案内


月間「ヒューマンライツ」5月号に寄稿させていただきました。
「ジャパニーズ・フィリピノ・チルドレンとして生きる子どもたち」をテーマに3回連載の予定です。


2012年から取材してきたこのテーマ、ようやくメディアでの発表の機会をいただくことができました。写真は、3年前に取材に協力してくれたK君とお母さん。唐突な取材の申し出を快く受け入れ、自宅に案内してくれました。近所で肉のおかずを買ってきて私に差し出し、自分たちはごはんだけを分け合って食べていたことが忘れられません。


先日、4月28日から10日間、フィリピンに滞在し、K君をはじめとするジャパニーズ・フィリピノ・チルドレン(JFC)に再会しました。K君の写真が掲載されたことを報告すると、「記念になった」と喜んでくれました。


思春期にさしかかった今、友人関係の悩みも出てきたり、将来について現実的に考えをするようになったり、大人への旅の途中にあります。


楽しい話ばかりではありませんでしたが、一生懸命、こちらからの問いかけに答えてくれました。うれしかったのは、K君のほうからも質問をしてくれたこと。
「僕たち、JFCの話を聞いてどう思いましたか?」


拙くてもタガログ語で答えたかったので、ごく簡単に手短に答えました。
「フィリピンに来るまでは、JFCのことをあまり知らなかったよ。テレビで日本人のお父さんに捨てられた子がいることは聞いていて、悲しいなと思ったけど、フィリピンに来てみて、みんなと会って、本当に悲しくなった。でも、お父さんに対して「恨んでいない」「抱きしめたい」とっていうJFCが多くて、すごいと思った。そんなふうに言えるみんなのことを本当に尊敬している」。


ブロークンなタガログ語でしたが、頷きながら聞いてくれました。


掲載誌を購読いただける方がいらっしゃいましたら、解放出版社 06-6581-8542 までお問い合わせください。
書店での取り寄せ購入も可能とのことです。
拙い記事ではありますが、K君のようなJFCのことをぜひ多くの人に知ってほしいと思います。

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プロフィール

野口和恵

フリー編集者・ライター。児童書編集にたずさわるかたわら、国内外の子どもを取り巻く問題について取材。

著書に「日本とフィリピンを生きる子どもたちージャパニーズ・フィリピノ・チルドレン」(あけび書房)がある。


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