Archive for 12月 1st, 2011

マニラ新オフィスオープン!



去る2011年11月11日、バハイ・トゥルヤンの活動拠点である、マニラのマラーテ、リベリザ通りに新しいオフィスが完成しました。
このビルは、子どもたちの緊急避難センターを備え、子どもたちの教育と生活の場として利用されます。また、カフェやゲストハウスを併設し、貧困家庭の子どもや元ストリートチルドレンの雇用創出の役割も果たします。


バハイ・トゥルヤンは設立から20年以上の間、教会の厚意によって、建物を借りて運営していました。マニラの中心地で自分たちのビルを持つということは、かなり無謀な挑戦と思われていましたが、多くの団体や個人の方々からの寄付が少しずつ集まり、建設開始から足かけ3年、ようやくオープンとなりました。


とはいえ、建設工事はオープン直前まで続き、かなりハラハラでした‥・。


オープン2日前の正面玄関。これ、当日の午前中まで同じような状態でした。


スタッフ一同、粉塵と溶接の火花が飛び散る中、建築廃材の運び出しや
そうじを夜中まで手伝いました。


それにしても、かいま見たフィリピンの建設現場は過酷な労働条件でした。
足場を組んでいない高所での作業もしばしば…。


窓枠に足をかけ、外壁塗りをしていたおじさん。
「ぼくの家はあそこ」と、高級マンションを指さします。もちろん冗談です。


工事の遅れのせいもあったかもしれませんが、夜11時まで作業は続きました。
そのまま現場に段ボールをしいて眠り、翌朝すぐに働き出す人も。
彼らの給料は、日払いで一日300ペソ(約600円)以下。
これはごく平均的なフィリピン人の給料なのですが、これだけのきつい労働に対して、
申し訳ないくらい安く感じます。


そんな方々の働きもあって、完成したマニラオフィスです。


オープニングセレモニーのあとは、定住ホームで暮らす子どもたちのダンスが披露され、集まってきた近隣コミュニティの子どもたちにはホットドッグとジュースがふるまわれました。


たくさんのビジターが帰ったあと、オフィスには、こんなかわいいケーキが届けられました。


2011,11,11、バハイ・トゥルヤンの新しい歴史がスタートしました。

プロフィール

野口和恵

フリー編集者・ライター。児童書編集にたずさわるかたわら、国内外の子どもを取り巻く問題について取材。

著書に「日本とフィリピンを生きる子どもたちージャパニーズ・フィリピノ・チルドレン」(あけび書房)がある。


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